バンニングマスター 導入による業務改善

バンニングマスターは、貨物の形状に合わせた積み付けを計算するアルゴリズムを搭載しています。大量な商品をパレットごとに瞬時に計算でき、容積率の低いパレットを発見するのに役立ちます。
これにより、必要なパレットの数を減らし、結果として輸送費を削減することが可能です。

この事例では、輸送費の削減だけでなく、工場と物流センターの2ヶ所での積み付け作業を一元化・集約させることに成功しました。

年間1,200万円の物流費を低減

01
積付計算によりパレットへの
容積率を向上
  • パレットの容積率:62%→83%へ向上

02
計算結果に基づく
物流フローの見直し
  • 物流センター保管費・作業費を削減
  • 物流センターへの輸送費を削減

本事例では、1作業あたりアイテム数:約300、数量:約17,000 の商品を計算しています

導入前|工場と倉庫の2箇所で積付作業
  • 1ヶ所目 : 工場で当日の出荷分をカゴ車に積み込み、それを物流センターへ輸送する。
  • 2ヶ所目 : 物流センターでは、輸送されてきた商品を受け取りながら、パッキングリストを作成し、同時にパレットに積み付ける作業を行う。
導入後|積載効率が63%→83%に向上/積付作業を1ヶ所に集約

バンニングマスターの導入により、工場における商品ピッキングと輸出を考慮してパレット積載を一括で計算できるようになりました。その結果、物流センターへの横持ち作業を不要にし、工場で直接対応できるようになりました。

バンニングマスター導入効果

バンニングマスターは、積載貨物の追加やキャンセルに柔軟に対応できます。また、積載効率を向上させるだけでなく、積み付けるダンボールのサイズ変更をシミュレーションすることも可能です。
パレットへの積載を考慮し、製品のサイズに合わせたダンボールを事前に用意することで、積載効率をさらに向上させることができます。

  1. 大量な出荷に対する自動積付計算
    • 計算結果を基に作業することで時間短縮
      物流現場では出荷量が多く、忙しさに追われることがあり、最適な荷合わせがされないことがあります。しかし、バンニングマスターの導入により、計算結果に基づいた作業が可能となり、中間作業(積み付け方法の検討や仕分け作業など)を省くことができます。
      これにより、効率的な物流プロセスが実現します。
    • 使用パレットの積載率の向上が可能
      容積率を把握できるため、商品の補充などを行い、空きスペースを効果的に活用できます。
  2. 積載効率の悪い外箱サイズの見直し

    積載効率の低下の原因は、箱のサイズ設定に関連していることがあります。
    バンニングマスターを使用して、箱のサイズを再設定することができ、その過程で効率的な積み付けを検証できます。
    これにより、効果的な荷物の配置を見つけ出し、輸送効率を向上させることが可能です。